メンタルを病みやすい人の10つの考え方
同じ出来事と遭遇しても、その人の物事の捉え方次第で、精神にかかる負担は大分変わってきます。
例えば、今日私が住んでいる北海道旭川市は気温がマイナス20度くらいなのですが、
「マイナス20度もあるなんて、なんてついてないんだ。こんなに寒くては、どこにもいけないし、楽しいことなんて何もできない」と考える人もいれば、
「マイナス20度か。外に出なければお金を使わないで済むし、家でゲームでもして楽しもう、ラッキー」と正反対の捉え方が出来ます。
どちらの考え方がメンタルを病み易いかというと、もちろん前者の方なのですが、
人間の考え方には「認知の歪み」というメンタルを病み易くする10つの歪んだ考え方があります。
本日はそんな認知の歪みについてご紹介します。
1.全か無か思考
物事を黒か白かと極端に捉えてしまう完璧主義的思考です。
世の中の大抵の出来事は100%黒とか、100%白といったことは少なく、
黒に近いグレーだったり、白に近いグレーだったりします。
全か無か思考を持っている人は、一つのことで失敗すると、「自分はなんて駄目な人間なんだ」と自分を責めてしまう傾向があります。
2.過度の一般化
一事が万事○○という考え方です。1度や2度起こっただけの悪い出来事を全てに当てはめて考えてしまう人は、「過度の一般化」をしていると言えるでしょう。
「みんなから嫌われている」「いつも失敗する」本当にそうでしょうか?
誰かには好かれていたり、たまには成功することもあるはずです。
3.心のフィルター
物事の悪い面ばかりに目がいってしまい、良い面を見られなくなる考え方です。
良いことを遮断してしまい、頭の中が一杯になってしまうのは、心のネガティブなフィルターが働いているといえます。
4.マイナス化思考
先の心のフィルターで良いことも悪いことに置き換えてしまう。
何かで成功しても、「たまたま運が良かっただけで次はきっと失敗する」と考えてしまいます。
5.論理の飛躍
論理的な根拠もなしに極端な結論にいきついてしまうことです。人の心を「悪い意味」で読むことができるようになったと感じたり(あの人はきっと私を嫌っている等)、
わかるはずのない、将来をネガティブな方向に決め付けてしまったりします。
6.拡大解釈と過小評価
悪いことを必要以上に大きく考え、良いことを実際よりも小さく考えてしまう癖です。
自分に厳しく他人に優しい人もそれが過剰であれば「拡大解釈と過小評価」といえるでしょう。
7.感情的決め付け
感情を根拠に物事を勝手に決め付けてしまう癖です。
怒りで我を忘れている時等の支離滅裂な考え方などは「感情的決め付け」が働いていると言えます。
8.”べき”思考
○○は××すべきという考え方です。「○○なんだから××すべき」、「○○なんだから××でなくてはならない」と常々考えている人はうつ病にもなり易いと言われています。
9.レッテル貼り
自分や他人に柔軟性のないイメージを貼りつけ、それをなかなか変えることができないという考え方です。
10.個人化
物事の責任が全て自分にあると考えてしまったり、必要以上に自分を責めてしまう考え方です。
いかがでしたでしょうか。
皆さんの考え方の中にも認知の歪みはありませんか?
因みに私は結構当てはまる項目があります。
心理療法の「認知行動療法」ではこうした認知の歪みを正すことができます。
深刻な場合はカウンセリングを受けるなどした方が良いかもしれません。
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